対戦初心者が上達するプロセス

5世代に書いた記事の続編のようなもの


前回の記事は初心者と言いつつもかなり対戦に突っ込んだ内容だった(気がする)が、今回は右も左も分からない状態からどういう段階を踏んでガチ対戦に足を突っ込んでいくか、オススメのプロセスを紹介する。

なお、ポケモンの厳選、育成方法を書いているわけではなく、思考に関しての記事なのでその辺りはお忘れなく。


ちなみにこの記事は筆者自身の初心者時代の経験談に沿っている。


1.ポケモンは情報収集ゲー

じゃあ、今日からポケモンの対戦をしましょう。と何のヒントもなく唐突に対戦を始めても何をすればいいのか、何をされるのか訳が分からない。

ポケモンは情報戦である。ポケモン関連の知り合いが一切おらず、育成、PT構築、環境把握、立ち回りを最初から最後まで自己流で貫いているという人は少ない。

更にポケモンの流行りは日々移り行く。何年もポケモンをやっている人でさえやっきになって最新の情報収集をしているのだから、初心者にそれの重要性は尚更高い。

全ての情報が正しいとは限らないものの、色んなブログを読み漁って、対戦の配信や動画を見まくれば他の人がどんな考え方でポケモンをしているか、どんなポケモンが強いのか、どんな動き方をするのがセオリーなのかは大体分かる。
がむしゃらに対戦数を重ねるのも情報を得る手段ではあるが、全くの0の状態から手探りで学ぶよりは、元々知識のある人の知恵を借りる方が上達は早いだろう。




2.我を抑える

初心者の方のPTを見ると、ほとんど上位互換の構成が存在するポケモンがいたり、どう考えても使いづらい奇抜なポケモンが入っていたりする。
ポケモンに自分の特色を出したい気持ちはわかるが、あなたが初心者と自覚して、早く上達したいと思うならその間はプライドを捨て、セオリー通りの育て方をしたポケモンで固めるべきだ。
極端な話、コイキングを使って100戦するよりもギャラドスを使って10戦した方が何倍も早く対戦の流れが身につく。

それでも「こんなに考えたのにこいつが弱いわけがないんだ!」と退かない人もいるが、半分も勝てないのでは説得力が無い。
ポケモンの新しいアイデアは10回失敗して1回成功するかどうかだと思っている。ましてや初心者の考えたアイデアが成功することは現実的に考えてほとんど無いと言っていい。

対戦の立ち回りに関しても同じことで、ミスを指摘されると「でも、これにはこういう考えがあるので」と突っぱねる人は中々上達しない。




3.パクりまくる、自分のスタイルの確立は慣れてからで遅くない

コイキングとギャラドス、みずでっぽうと波乗りには明らかに正解があるが、ギャラドスとスイクン、波乗りとハイドロポンプのどちらを使うかには正解はない。

ここで何を選ぶかが難しいところで、ブログなどを見ていても人によって感覚は様々。ギャラドスが好きだったりスイクンが好きだったりする人がいる。
こういう時は、この考え方は自分に合っているなと思った人を重点的に参考にしていく。
どの人についていけばいいかなんて分からないよという場合は、ブログやツイッターの文面から判断して趣味や性格が合ってそうな人についていく。何気ない話が合う人ならポケモンの質問なども気軽にしやすいし、考え方も似通っていて親しみやすかったりするものである。


最初は使うポケモン、配分、技構成全て人の受け売りで構わない。経験を重ねていくと、いずれ「あの人はギャラドスが強いって言ってたけど、ここはスイクンの方がいいんじゃないか?」という疑問が芽生える。それが成長の証である。完全に他人のポケモンをやっている状態から、少しずつ自分のスタイルを確立していけば良い。

また、視野を広げるためには参考にするプレイヤーが一人や二人ではとても足りない。
一人をあまり盲信してそれ以外から情報を得ることを放棄してはいけない。できる限り多くの人の考えを知り、吸収しよう。




4.実戦は何となく数を重ねるのではダメ(かなり慣れた人向き)

ギャラドスは強い!コイキングは弱い!ということがわかったところで、対戦が上手くなるわけではない。使うポケモンを選ぶ時点での失敗がなくなっただけだ。後は実戦を重ねて対戦の流れを掴むだけなのだが・・・。


何百戦と経験を積んでいる割にイマイチ状況判断ができていない人がいる。
どう見ても拘っている威力の技を受けたのに技を打ち分けてくることを考える、起点にされるリスクを顧みず死に際に低火力の先制技を即決する、死にかけの相手に無意味に命中不安技をぶっ放す。

この状態の人の特徴として、自分が負けた対戦を全く振り返らない。

なぜ負けたかに何も疑問を覚えず、ひたすら対戦数を増やしていっても、また同じようなミスをして負けることを繰り返すだけ。


疑問を覚えたら、その度ダメージ計算機を回したり、反省点を探すと良い。
「そう言えばガブリアスってガブリアスのダブルチョップで死ぬの?」という点に疑問を覚え、ダメージ計算機を回す。PGLの持ち物採用率と照らし合わせると、ほとんど鉢巻が確定する。これからはガブリアスがダブルチョップ一発で倒されたら鉢巻を疑ってかかればいいことが分かる。


「これ負けたのは急所のせいだから・・・」という時も、そこで思考停止はしないでほしい。この記事にも書いたように、あまりにも運が悪いのにもちゃんと理由がある。


レートの対戦を逐一メモを取っているという人を知っているが、流石にそこまでする必要はない。レートで次の対戦相手にマッチングするまで待っている間に前の対戦を「ガブ出したけど役に立たなかったなあ」とか適当に振り返っていれば良い。これだけでもぼーっと対戦しているのとは雲泥の差。



あと、「相手の不意打ち連打を補助技連打で合わせていて、4回目で攻撃したら負けた。」みたいな振り返りに意味は無い。「グーを出したらパーを出された。チョキを出せば良かった。」と言っているのと同じである。ここで考えるべきは「不意打ちじゃんけん態勢になるまでどうして追い込まれたのか」だ。







と、ここまで理想を書いたが、これだけの思考を初心者が一人で行うのは正直難しい。振り返ったところで「じゃあどうするのが正解なの?」となることが予想できる。

結局、知り合いを作って、質問をしたり、対戦を見てもらったりするのが一番手っ取り早いというのが自分の中での結論。


上手くなるためには知り合いを作れなんて、そんなめんどくさいことできるか!と思うかもしれないが、レートのランキングを見ても、上位を占めるのはツイッター、ブログ、配信などの活動を何かしら行い、他のプレイヤーとの交流がある人達がほとんどなのが現状である。

これが、ポケモン対戦を情報戦と表した所以に他ならない。
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No title

初心者なのでとても参考になりました。ブログ更新応援してます!

No title

>>ガチ初心者勢さん

ありがとうございます、でもサクラ行為やめてくださーい。

No title

初めてコメントします。第4世代から最近復帰したものです。
コラム系の記事はいいですね、抽象的かもしれないですが時間がたってから見ても通用するものが多いです。逆に流行に関するものはその時しか通用しにくい気がします。後に残る記事ほどポケモン界全体に貢献してると思います、長い目で見れば。僕もコラム好きで昔はaonaさん事なんかよく読んでました。休ポケ中はへるぴんさんの記事もよく読ませてもらってました。これからも応援してますね。

PS へるぴんさんのおすすめコラムもしくはコラム二ストなんかはありますか?あれば読んでみたいです。

No title

初めまして、あんまり6世代詳しくないですが、ツイッターの部分にちょっと疑問があったので書かせていただきます。

>上手くなるためには知り合いを作れなんて、そんなめんどくさいことできるか!と思うかもしれないが、レートのランキングを見ても、上位を占めるのはツイッター、ブログ、配信などの活動を何かしら行い、他のプレイヤーとの交流がある人達がほとんどなのが現状である。

これ、たしかに情報交換できれば有益ですが、人のブログやツイッターを見るだけならともかく、交流するには「初心者である自分」にある程度魅力が無ければ、「ポケモン教えてください!」と言っても返事を貰えない可能性もありますよね?たまたま親切な人に当たればいいですが、絡んだ相手が忙しかったり、レベル高い議論したい人だったらスルーされるリスクありそうですが、初心者状態で交流するという部分に対してどう考えてるのか気になります。
大抵の人は、ポケモンの基礎知識(6Vとか)を知ってる上で仲間作ってると思うので。

因みに、ここにこうやって書くのも結構勇気いる行動と認識ししてますw
そうでないなら、ここに30くらいはコメントあってもおかしくなさそうですからね。

No title

>>Dailyさん

仰る通り、この記事はその時の流行りではなく僕のポケモンに関しての経験を文字に残すためのもので、狙い通りの反応をいただいて嬉しいです。
ポケモン界への貢献だとかそんなに大それたことを言われると恐縮ですねwww
記事を読んで「まあ良い暇潰しになったな」くらいに思っていただければ大満足です。僕が読者としての立場なら読むだけで暇潰しになるブログほど素晴らしいものはありませんので。

僕は5世代から入った人間ですのでaonaさんを存じていなかったのですが、ブログを拝見したところ、バリバリに理論詰めしたポケモンをやっている方という感じで、ほとんど感覚論でやっている僕とは方向性が違いすぎて笑ってしまいました。やっぱり自分以外の人の考え方を知るのはとても面白いですし、勉強になりますね。

こんなふざけたことばっかり書いてるブログを読んでいただいてありがとうございます。これからもゆるーくふざけながらやっていきます。


オススメのブログですか、最近でしたら「無名雑魚のひろこと申します。」というブログの記事はDailyさん好みだと思います。

No title

>>Marshmallonさん

それはよくわかります。

僕の場合、ついていこうと決めた人(kuitanさん)が積極的に初心者を育成していく姿勢だったので運(?)が良かったですが、全てのプレイヤーが面識のない人、しかも初心者にいきなりポケモン教えてと言われても、「はい、わかりました」と答えるほどお人好しではないでしょう。

ただ、僕は何から何まで一人に聞くのも恥ずかしいし相手もそんなに暇ではないと思ったので、ずっと一人に絡んでいたわけではありません。


僕はポケモンを教えてもらうという目的ではなく、単純にポケモンをやっていて話が合いそうな人を他にツイッターでフォローしていきました。例えポケモンの実力には差があっても、そんなに突っ込んだ話を振らなければ元々話が合う人間としてフォローしたのだから仲良くなることはできるのではないでしょうか?

そして、類友効果で自分と同じ空気の人間はどんどん集まって、知り合いが増えていきます。典型的な人見知りである僕ですらそうなりました。ここまでくれば何気ないポケモンの話にもどんどん乗ってくれる人がいるはずです。

いわゆる師匠のような人間を作らなくても、皆でワイワイ高め合っていけばいいんです。そして、自分の中での師匠となる人間は、その何気なく作った知り合いの中にいるかもしれません。

ガチ対戦を志向して、こんなブログに訪れるような人に対しての文章ですので流石に「個体値って何?」という段階は超えている前提で話を進めています。


勇気がいる>>一発ギャグを披露しにコメントしにくる人がいるブログですので、その辺は全く気にしないでください。

No title

返事有難うございます。
まあ、「ポケモン教えてください」から始める必要ないですからね。

ツイッターでも、自分のツイートに返事貰うには人望かカリスマ性が要りそうと勝手に思ってるけどどうなんでしょう?

上達って一言にしてもレートが高くなること、オフ・大会で良い成績を残すこと、広く知られるような強い構築を作れること、色々あると思いますが、うぽ主は何をもって上達だと思いますか?
もちろんそれぞれ完全に独立した事象じゃなく、共通してる部分(特に1つ目と2つ目とか)もあると思いますが。

No title

へるぴんさん、おすすめありがとうございます。
ひろこさんの記事読ませていただきました。おもしいですね、この方の確率についての考察は独特で興味深いです。記事全体も経験が生かされていて引きつけられるものがありますね。もっと手の内が知りたくなる人です。
aonaさんは実戦で目に見えにくい要素を文章に起こそうとされた当時としては稀有な存在でした。最近の方のコラムのほうが実用的で深いかもしれませんが今ほどそういうものを語る土台が弱い時期にどの言葉をチョイスするかとか、どういったスタンスで意見を一般に問うかというのがシンプルかつ的確、だったように感じていました。

コラムについて少し熱く語れて嬉しかったです、これからもコラム系に限らずがんばってくださいね。

No title

すいません、
今ほど土台が弱いっておかしかったですね。
今ほど を抜いて読んでください。

No title

>ポケモンは情報収集ゲー
初心者に限らず情報の飽和を象徴してるかの如く最近はいいかげんな育成論やPT記事等に振り回されてる人が多く見受けられるのでもしこのページが初心者用の記事なら情報取捨の重要性も説くべきじゃないですかね

No title

>>Marshmallonさん

確かに大勢の人間の注目を引くにはそんな要素が必要でしょうが、ただ単に知り合いを作るだけにしては少々難しく考えすぎな気がします。


>>ガチ対戦初心者へを見てガチ対戦始めた人さん

「どんな場でもいいから1勝する」だけでもポケモンを始めた頃に比べれば確実に上達はしていると言えます。
ただ、始めは「フリーでも友達相手でも1回勝てればいい」という目標でも、目標がずっとそのままという人はいないでしょう。レートに潜ったり、大会に出たり、オフ会に出たりします。

その直近の目標である「レートに潜る」「大会に出る」「オフ会に出る」が達成される度に更に上達をしています。勝つ、ではなく最初は出るだけです。しかし、達成するたびに次の目標は段々高くなっていきます。

いずれはレートを○○まで上げる、大会で〇回戦突破する、要するに「勝ち上がる」のが目標、上達の条件となると考えています。

構築に関しても同じで、初めは「自分でPTを組もう」が目標で、それを達成できれば上達と言えるし、そのうち「自分のPTを広めて有名になろう」としてそれを達成するのも上達と言えると思います。


この記事は、目標の段階が「勝ち上がりたい」人に対しての文章です。

No title

>>Dailyさん

ありがとうございます。ポケモン対戦もブログも全力で楽しんでいきたいです。



>>い”さん

一応最初に「全ての情報が正しいとは限らない」とは書いているものの、そこまで自分で判断するのは難しいですし、確かにそれに関しての注意が不足していました。少しの追記では伝えきれない気がするので、書くとしたら別の記事ですかね。
指摘ありがとうございます。
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へるぴん

Author:へるぴん
ポケモンやってます。ユキノオーとか好きでした(過去形)。

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